木村幹の韓国近現代史「写真コラム」

近現代朝鮮/韓国史の目撃者たち
馬山・鎮海・釜山編 (撮影2001年8月)

馬山3.15義挙記念碑

 1960年3月15日。韓国全土で行われた大統領・副統領選挙を巡って、与党・自由党の不正を糾弾する野党・民主党馬山支部は、不正発覚と同時に「選挙放棄」を宣言、同時に抗議デモを行った。デモの主力は国民学校(小学校)生をも含む、学生たちであった。市役所へと向かうデモ隊に対し、これを制止せんとする警察がこの場所で発砲。ここに4.19学生革命に至るまでの道のりにおける最初のデモによる死者が出ることとなる。 馬山では翌月にも、この時の死者の処遇を巡って巨大な巨大なデモが発生。この動きは、4.19への直接の導火線となることとなる。

3.15義挙記念公園

 

 3.15義挙、そして、1979年の釜馬事態。今では、光州が注目されることの多い、韓国の「運動」史において、馬山という都市が果たした役割は、光州に勝るとも劣らないものである。 写真は2001年現在建設中の3.15義挙記念公園のレリーフ。

鎮海市と鎮海港

 

 鎮海は、日本統治期、日本海軍の主要基地の一つとして、鎮守府や要港部が置かれた都市であった。解放後は、韓国海軍の最大の基地となり、海軍士官学校などもここに置かれている。また、写真上方の海軍軍港内部には、甞て李承晩大統領が自らの別荘として使用した建物がある。

鎮海塔

 

 鎮海市内、帝皇山の上に立つこの塔は、1925年、日本海海戦戦勝20周年を記念して建てられたものである。現在では、鎮海市立展示館として使われている。

臨時首都紀念館(旧臨時首都大統領官邸・旧慶南道知事官舎)

 

現在の釜山市西区にある臨時首都紀念館は、甞ては慶南道知事官舎として使われ、朝鮮戦争当時には、ソウルから逃れてきた臨時首都釜山における、李承晩大統領の官邸として使われた建物である。2001年8月現在、「お化粧直し」の真っ最中である。

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木村幹の韓国近現代史『写真コラム』

近現代朝鮮/韓国史の目撃者たち:目次

韓国は如何に現代史を「祀った」か
− その1・顕忠院(国立墓地)−

韓国は如何に現代史を「祀った」か
− その2・北岳山「先烈墓域」−

朝鮮総督府・米軍政庁・(大韓民国)国会議事堂・中央庁・国立中央博物館
− 数々の顔を持った今は無き建築物−

1992年第14代大統領選挙写真集
− 大演説集会のある風景 −

山の上に「街」があった頃
− 1990年前後の韓国を振り返る −

木浦の旧日本家屋
− 「日本人の住む街」でもあった港町 −


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