朝鮮/韓国近代史と近代化

− NIEsへの前提条件として 

 

朝鮮/韓国の近代史への視点

 

1)近代化の失敗 − 特に内在的近代化の失敗

2)植民地化への道 − 「敗戦なき植民地化」

3)ナショナリズムの勃興 − 義兵運動から三一運動へ

4)日本支配の遺産と傷痕 − 対日意識との関連で

5)現代史との断絶と連続 − NIEsへのプロローグ?

 

第1章 近代化の模索と挫折(1860's〜1890's)

 

1.朝鮮/韓国近代化の初発条件

 A)「長崎」の欠如 − 「南蛮貿易」なき開国

 B)時期的遅延 − 特に地理的条件との関係で

 C)「隠者の国」 − 経済開発に逆行する朝鮮王朝

 c)朝貢体制への包摂 − 「小国意識」と小中華思想

 E)弱体な王権 − 「勢道政治」と大院君の登場

 

2.開国を巡って

 A)大院君政権の「攘夷」成功

 B)「小国的開国論」と「衛正斥邪思想」の激突

 C)江華島条約と清国を介した西洋への開国

 

3.開化派と列強介入

 A)壬午軍乱(1882) − 列強(日清)進出への第一歩

 B)甲申政変(1884) − 清国の覇権と国内政治闘争の連結

 

4.高宗の「勢力均衡政策」

 A)王権強化への模索 − 内外の敵の同時排除

 B)日清戦争後の日露均衡 − 露館播遷とロシア勢力の排除

 C)大韓帝国の成立(1897) − 殖産興業なき主権国家獲得

 

第2章 朝鮮王朝の敗北(1890's〜1910)

 

1.勢力均衡体制の崩壊

 A)日露戦争(1905)の結末 − 日本覇権確立と勢力均衡外交の基盤喪失

 B)第二次日韓協約 − 「親日派」の登場

 

2.大韓帝国の抵抗

 A)ハーグ密使事件 − 朝鮮王朝の最後の抵抗と高宗退位

 B)義兵闘争と伊藤暗殺 − 保護国路線の挫折と山縣系官僚の台頭

 C)韓国併合 − 「親日派」の末路

 

第3章 日本統治の変遷とその特殊性

 

1.武断統治(1910〜1919)とその失敗

 A)経営方針なき朝鮮支配 − 山縣系陸軍官僚の「無策」

 B)日本人進出とその影響 − 「平静」から、「顔の見える」支配者

 C)土地調査事業と移民政策 − 「植民地経営」の挫折

 D)「平安時代」の国 − 日本人の韓国意識

 

2.文化統治(1919〜1930's)

 A)三一運動の勃発 − 原敬の目論見と日本人の韓国意識変容

 B)民族運動の新展開 − 旧王朝勢力の勢力失墜と大韓民国臨時政府

 C)「分厚い統治」の開始 − 総督の肥大化と上からの「殖産興業」

 D)半島の「発展」と抵抗 − 東亜日報と李光洙と産米増殖計画

 

3.総力戦体制と皇民化政策(1930's〜1945)

 A)朝鮮は「日本」か − 日本統治の混迷と「日鮮同祖論」

 B)権利なき義務強制 − 日本化の強制と徴兵への模索

 C)大日本帝国の中の朝鮮 − 満州・南洋諸島への進出

 D)総力戦下での経済統制 − 銀行国営化と総力戦体制

 D)予告なき他力解放 − 準備なき解放と混乱と分断と

 

むすびにかえて

 A)「小国意識」の残存 − 「先進国韓国」の課題

 B)日本統治の「遺産」 − 旧体制破壊と巨大な国家と、軍隊と

 C)課題としての「克日」 − 勝利なき独立反日意識

 

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