神戸大学大学院国際協力研究科「比較地域研究論」シラバス

担当者:木村 幹
年度:2006年
時間:水曜日第2限
場所:第5学舎

授業概要:

地域研究とは一体何であり、どのようにして行うべきものだろうか。勿論、それは何処かしらの地域について闇雲に勉強し、その「全て」を理解するものではない。どんなに狭い地域、狭い対象についてさえ、我々はその全てを知り尽すことはできないし、また、できる筈もない。

就中、この問題は、自らが生まれ育った訳ではない地域について研究する場合には、更に顕著になる。実際、我々は自分自身が生まれ育った地域についても、その「全て」を語り得る訳ではない。ましてや、当該地域に遅れて「研究者」として参入した人間が何を知ることができ、何を語ることができるのか。

その意味で、地域研究はそれ自身が大きな挑戦であり、また、矛盾したものである。本講義の目的は、このような地域研究について、講義担当者が受講者と共に試行錯誤してゆくことにある。

授業形式および使用テキスト:

授業の進め方等

 可能な限りディスカッションを中心とする。受講者は、この講義において、自らが研究する「地域」をあらかじめ選択し、実際に簡単な研究を行うことになる。講義担当者は必要に応じて、受講者に追加的情報提供を行い、参加者の研究が望ましい方向へ進むよう誘導する。

 受講者は、全講義終了後、自らの行った研究内容をレポートとして提出する。

使用テキスト

 テキストは使用しない。講義の進行に応じて、参考文献を適宜指定する。

評価の方法:

 試験は行わず、講義時のディスカッション、及びレポートにより評価する。

授業の予定、課題、論点:
   註・日程一部変更しました(11/20)

1. 研究「目的」と地域の設定(10/04)
設定内容の報告(10/11)

2. 自らの能力の確認と、投入する資源量の設定(10/18)

注・10月25日は出張の為、休講予定

3. 地域における問題の意味の確認(11/01)

註・11月8日は出張の為、休講予定

4. 専門領域における問題の意味の確認(11/15)

5. 研究手法の選択(11/22)

6. アクセス可能な「研究資源」の確認(11/29)

注・12月6日は、オフィスアワー、にします。研究計画について、質問のある人は研究室(フロンティア館711号室)までお越しください

7.最終的な研究計画の発表(12/13、12/20)
→ 研究計画の報告

8. 分析と中間評価、問題解決方法の模索(01/10)

9. 本報告(1/24)

10. 爾後の課題への展開(1/31)

メッセージ:

 本講義は、個々の受講者が実際に地域を対象とする研究を行うに当たっての具体的なノウハウの獲得を目的としている。受講者の積極的な参加が強く期待される。

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